浄化槽とは?
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浄化槽は水をきれいにします
わたしたちは毎日の生活の中で、たくさん水を使っています。使った水は下水道や浄化槽によって処理され、きれいな水にして最終的に川や海へと流れていきます。浄化槽は微生物の働きにより水を分解したり、汚泥を沈殿させることで水を浄化します。浄化槽は下水道のない地域では欠かすことのできない大切な設備です。
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浄化槽は大きく2種類あります
●合併処理浄化槽
台所や風呂などの生活排水とトイレの汚水を併せて処理します。
●みなし浄化槽
トイレの汚水のみ処理します。みなし浄化槽は現在では生産停止となっており、(台所、お風呂等の生活排水が処理されないまま放流されるため)合併処理浄化槽に入れ替えることが推奨されています。 -
浄化槽の義務
浄化槽の維持管理は、保守点検、清掃、法定検査の実施が浄化槽法で定められています。ルールを守り正しく使用しましょう。
●保守点検
環境省で定める回数の実施が必要です。浄化槽の機能維持・水質の向上を目的とした作業です。
●清掃
合併処理浄化槽は年1回以上の清掃が必要です。放流水質の悪化を予防し低下した機能の回復をさせる作業で汚泥、浮遊物の引き抜き、及び内部設備の異常の有無も確認します。
●法定検査
保守点検と合わせて年1回の検査が必要です。良好な水質維持のため浄化槽の保守点検、清掃が適正に行われ機能が発揮されているかの検査です。必要に応じ各業者に指示し機能維持・回復を図ります。 -
保守点検と清掃の違い
保守点検をすることで清掃の時期もわかります。保守点検業と清掃業はそれぞれ県や市によって指定されており、一方の許可しか持たない業者もあります。鳥羽産業は保守点検業と清掃業の両方で許可を受けているので、点検から清掃まで合わせて実施できます。